たまたま隣に座った旅人とマスターが教えてくれたおススメの店へ行ってみようと夜の新開へ。スナックやバーのネオンが輝く路地を歩き、迷いながら見つけた、シェルの形をしたかわいらしい看板「ロダン」。店内は所狭しと貝殻や蓄音機が置いてある。ご年配のマスターにカクテルを注文するときは、少し大人びた気分に。小さなグラスからカクテルをひと口。異国に迷い込んだみたいな感覚になる。蓄音機から流れる古い音楽、くるくる回っている犬の置物もすべてが初めての経験。帰り際には小さな貝殻のついたキーホルダーをもらった。尾道といえば「ロダン」私の尾道一人旅の記憶に残る店となった。